
厚木 vs 川和
「入りから相手を飲み込もう」と話していたというキャプテンDF10小野海太の言葉通り、前線からの圧力と連動した攻撃で厚木を押し込み、32分にはMF3鈴木快が反転から追加点。さらに直後の34分、再び朝長がDF18宇治野悠眞の強烈なシュート気味のラストパスに合わせ3-0とする。
ただの大量得点ではない。この結果には、彼らの“これまで”が詰まっていた。
「点が取れないチームだった。打っても入らなかった」
岡野亘監督が語ったのは、今季の苦悩だ。昨年ベスト16に進んだ経験者が多く残るなかで、リーグ戦やインターハイでは決め切れず、勝ち切れない日々が続いた。それでも「ゴールに襲いかかる」というスタイルに徹し、1次予選では“止まらない攻撃”をチームに植え付けてきた。
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選

