鈴木は「自信はある。あとはやりきるだけ」と胸を張る。攻撃陣が目立った試合だったが、代役でボランチに入った2年生のMF14東島颯希の奮闘も勝利の大きな要因となった。攻守にわたるエネルギーがピッチを覆っていた。
目標はベスト8。昨年届かなかった地点に、今年こそ。
「リードしても、歩みを止めない。相手が息を吹き返す隙を与えず、最後まで襲いかかり、潰し切る」
キャプテン小野のこの言葉に、すべてが込められている。現状に満足しないこと。スコアに関係なく、攻め続けること。
川和はまだ止まらない。この夏、突き抜ける覚悟で次のステージへと向かう。
(文・写真=西山和広)
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選

