
光陵 vs 元石川
勝った元石川の萩原輝監督は「1、2回戦となんとかモノにして勝ってきたので、今回もギリギリの戦いになるなとわかっていました。関東大会予選、インターハイ予選ではギリギリのところで負けていたので、戦術面というより気持ちの面を強調して選手を送り出しました」と振り返った。
延長戦を含め、90分間、最後尾から戦況を見つめたGK1松野聖大(3年)は「前半、自分たちのペースだったので、行けるなという感じはありました。後半、押し込まれて相手の流れになり、耐えるしかないなと覚悟しました。気を抜かないようにしました。頼れるDF陣の3人の存在はありがたかったです」と顔をほころばせた。この言葉通り、光陵の執拗なロングボール、ロングスローを最終ラインの3人、DF3西村祐音(2年)、DF4島垣圭汰(3年)、DF5中村睦(3年)がことごとく跳ね返した。指揮官をして「チームの生命線」と表現するだけの役割を全うした。
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選