うずくまるMF10小林慎吾(元石川)

　主将を務めるMF10小林はセットプレーのキッカーにしてロングスローを投げ、攻守の要を担うマルチプレイヤー。萩原監督も「（MF10小林の持つ）キックの質、ドリブルの仕掛けはチームの武器。信じて使い続けています」と信頼は厚い。

　このギリギリでの勝利を一番、喜んでいいはずにもかかわらず、なぜ、うずくまり、仲間のもとにいかなかったのか。

「(勝った瞬間)自分も行こうかなと思いましたが、日々の練習のことをいろいろ思い出して・・・。後輩の顔が浮かんで、それどころではなくなって動けなかったです。後輩への感謝の気持ちや勝った嬉しさ、見に来てくれた両親への感謝の気持ちもありました」とこみ上げる思いをかみしめていた。

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