厚木北 vs 逗子葉山

 序盤は互いに様子をうかがうような展開が続いたが、21分に逗子葉山が試合を動かす。ロングスローを競り勝ったMF15渡辺一太が頭で合わせて先制。「1点目は練習してた通り。自分が真ん中で跳ね返す役割を任されていたので、それを形にできてよかったです」と語る渡辺。ファーストプレーで自信を得た高さが、試合全体の流れを引き寄せた。

 さらに35分、相手GKとの交錯からMF10大場敬之が無人のゴールへ押し込み追加点。「裏の対応が甘いと感じていたので狙っていました。自分が怪我してもチームが勝てればいいという気持ちでした」と振り返る大場。狙い澄ました動きが、厚木北を大きく突き放した。

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▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選