
横浜隼人FW9川井柊翔
キャプテンFW9川井柊翔は「最初から苦しい試合になると思ってたんですけど、その中で先制点というのにこだわっていて、しっかり最初の段階で先制点を取れたっていうのはチームとしても大きかった」と語る。先制点を奪った横浜隼人は、前半を通じて相洋にカウンターの機会を与えず、プレスの強度で相手を押し込んでいく。「自分たちがプレスにしっかりいけば相手も来てくれるだろうっていう思いもあるんで」とキャプテン川井が話すように、横浜隼人は相手を自分たちのペースに巻き込むことに成功していた。
1-0で折り返した後半、横浜隼人は48分に追加点を奪う。ゴール前の混戦からペナルティーエリア外にこぼれたボールを、走り込んできたDF6 三上司士が豪快に蹴り込んだ。「たまたまいいとこに自分がいて、たまたまこぼれてきて。打ったら、たまたま入った」と本人は謙遜するが、「いつもこぼれてきてふかすことが多かったんで、体を寝かせてやったらいいコースに飛んだ」と技術的な工夫も見せた。「あんなゴールは決めたことなかったので、めっちゃうれしかったです」。頭が真っ白になるほどの喜びが、チームに勢いをもたらした。
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選

