直後の5分にもクリアボールを前線でおさめた大森がゴールを狙うなど、U-17高校選抜に選ばれたエースを起点に高川学園がチャンスを伺う展開となった。「相手は前の選手がデカくて、蹴ってくるのは分かっていた。こっちは収めたかったのですが、なかなかセカンドボールが拾えず、難しい展開になった」。ゲームキャプテンを務めたDF5江口陽向(3年)の言葉通り、岡山学芸館としては苦しい展開になったが、10分のプレーで流れが変わった。
「高校選抜に行って、選ばれているのは攻撃だけが上手い選手ではなく、みんな守備もきちんとすると気付いた。自分も守備をもっとやらなければいけないと思いました」と口にする万代が高い位置からかけたプレスを起点に中盤で混戦になると、こぼれ球を拾ったMF6栢森太希(3年)が相手DFの背後にループパス。抜け出したFW9山田悠斗(3年)のシュートは、GK21髙城柊哉(3年)に阻まれたが、自らが押し込み同点に追い付いた。
▽令和7年度中国高等学校サッカー選手権大会
令和7年度中国高等学校サッカー選手権大会

