肉弾戦の様相を呈した序盤に、攻勢を強めたのは検見川だ。空中戦で激しいバトルを繰り広げ、セカンドボールを首尾よく回収。前半14分にMF8小宮汐那(2年)がキレのあるドリブルから強烈なシュートを打てば、同16分には華麗なコンビネーションからMF7根須一翔(3年)がチャンスを掴んだ。
対する習志野は相手の攻撃に手を焼いたが、最終局面では身体を張ったディフェンスで死守。攻めに転じれば長短のパスを織り交ぜたビルドアップで、徐々にゲームの主導権を握り返していく。
習志野で存在感を放ったのがDF5石黒遥斗(3年)で、サイドに供給する高精度のロングフィードは一級品だ。そこからMF7太田椋介(3年)がドリブルで仕掛けてCKを獲得し、セットプレーでもゴールに迫ったが、前半はスコアレスで終えた。
▽第104回全国高校サッカー選手権千葉予選
第104回全国高校サッカー選手権千葉予選

