専大松戸イレブン

 11分間の監督会見終了後、「(流経大柏は)強かった~」と思わず漏れた心の声。しかし、その表情は充実感に満ちていた。

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 第104回全国高校サッカー選手権千葉予選の決勝が11月16日、フクダ電子アリーナで行われ、初の決勝進出となった専修大松戸(以下・専大松戸)は流通経済大柏(以下・流経大柏)と対戦。後半26分に失点した専大松戸だが、終了間際、後半39分にPKを獲得。同点に追いついた。

 キッカーを任された主将MF14鬼頭航大。実は暁星国際戦(1-1:PK6-5)で外したとのこと。「蹴らしてもらったのでさすがに緊張しました」とMF14鬼頭。相手GKと対峙し蹴るまでじっくり間(ま)を置く独自のルーティンをこなす一方、心の中は「どっかに飛べ」と念じ、ズバッと真ん中へ蹴り込んだ。その後、10分ハーフの延長戦へ。しかし延長前半4分に失点。専大松戸が1-2で敗れ、初の全国行きとはならなかった。

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▽第104回全国高校サッカー選手権千葉予選
第104回全国高校サッカー選手権千葉予選