専大松戸 vs 東京学館浦安

 さらに27分、MF20吉岡敬悟(3年)が持ち前のテクニックで右サイドをかく乱。サポートに寄ったFW16小川武虎(2年)が横パスを受け、次の瞬間、ディフェンスラインの背後に飛び出したFW9川岸悠太(3年)にスルーパスを送る。2人、3人と絡んでいく専修大松戸の真骨頂ともいえる攻撃。最後は、相手GKの位置を見極めながら、川岸がきちんと仕上げた。「2点ともいい形からゴールにつなげることができましたね」と、相好を崩すのがチームを率いる野村太祐監督だ。

 こうした攻撃に目がいきがちだが、守備の安定感も見逃せなかった。特に前半は東京学館浦安にチャンスらしいチャンスを作らせず、公式記録上によれば被シュート0本。一枚上手であることを強く印象づけた。

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▽第104回全国高校サッカー選手権千葉予選
第104回全国高校サッカー選手権千葉予選