11月9日の準決勝の対戦相手は、同じく県リーグ1部に属する中央学院だ。今年度のリーグでは2戦2敗と分が悪いだけに、リベンジをかけた戦いとなる。だが、野村監督は「勝ち負けだけでは語れない価値を、私たちはすごく重視しています」と語り、こう続けた。

「もちろん選手権出場への思いはありますし、一戦一戦、勝ちたいと思いますが、何より大事なのは自分たちが積み重ねてきたことを出しきって、成長に変えていくことです。そこを常に意識しながらサッカーに向き合っています」

 難敵の中央学院に対し、専修大松戸らしさをどこまで発揮できるか。結果とともに、大きな見どころといえるだろう。

(文・写真=小室功)

▽第104回全国高校サッカー選手権千葉予選
第104回全国高校サッカー選手権千葉予選