序盤から大産大附が試合の主導権を握ったが、決して楽な試合展開ではなかった。「蹴り合いになるのは分かっていたので最初はコーナーフラッグを目掛けて蹴ろうと話していた」とMF10谷端日樹(3年)は振り返るが、DF19佐保田直太郎(3年)とDF2岡優大(3年)によるCBのコンビの跳ね返しが思っていた以上に強く、セカンドボールが拾えない。
それでも前半12分には自陣左で獲得したFKを前方に展開。FW9松本龍利(3年)が頭で落としたボールを谷端が狙ったが、摂津のDF陣が体を張ってシュートブロック。こぼれ球を狙った村山のシュートもGK1木口直也(3年)に阻まれた。
以降は思い通りにシュートまで行けない時間帯が続くと28分には摂津にチャンスが訪れる。ハーフウェーライン右付近でのFKをMF10杉田大和(3年)がゴール前に入れると佐保田がバックヘッド。勢いよくゴールに向かったボールはGK1岡本智晴(3年)のパンチングに阻まれCKとなったが、杉田が入れたクロスを岡が頭で合わせ摂津が均衡を崩した。
▽第104回全国高校サッカー選手権大阪予選
第104回全国高校サッカー選手権大阪予選

