試合終盤はパワープレーを仕掛けた阪南大高の時間が続いたが、興國はDF5竹村咲登(3年)を中心に最後まで集中力を切らすことなく対応。「終盤はロングボールがほとんどだった中、全員が声を掛け合いながら対応できたのは良かった」と胸を張ったのは樺山で、1-0のまま逃げ切った。
目標とする2度目の選手権出場まで残り1勝。初出場を果たした6年前のチームはJリーガとなった選手が10人もいたタレント集団。その中の一人が樺山の兄・諒乃介(現、ギラヴァンツ北九州)だった。当時小学6年生だった文代志は自らの試合があったため、予選決勝には行けなかったが、昌平と対戦した全国大会の初戦は現地で観戦。「昌平との試合は1回戦とは思えないぐらい観客が凄く多かった。あの光景を見ているからこそ、あの舞台に行きたい。それに憧れて興國に入った」。
▽第104回全国高校サッカー選手権大阪予選
第104回全国高校サッカー選手権大阪予選

