
履正社 vs 大阪産大附
延長戦でも互いに見せ場を作り、息を吞む展開が続いたが、「DFラインとボランチの間を意識しながら、DFラインの上げ下げでの声かけを忘れず全体で守って勝とうと思っていた」(大重)という履正社の守備陣は4失点目を許さない。このままPK戦に入るかと思われたが、延長後半7分にはこぼれ球に反応した履正社のMF6宗佐大地(3年)が豪快なミドルシュートを叩き込み、勝負あり。接戦を物にした履正社が3年ぶり5回目の選手権出場に王手をかけた。
履正社の平野監督があえて厳しい言葉を発するのは今年の選手が持つポテンシャルを高く評価しているからだ。一瞬でも隙を見せるとやられる県外の強豪が相手だと特徴を存分に発揮。フェスティバルではインターハイ優勝の神村学園、準優勝の大津が相手でも高パフォーマンスを披露してきた。試合ごとに波が激しいことが課題で、彼らを育てて次のステージに送るためにも全国行きのチケットは欠かせない。
▽第104回全国高校サッカー選手権大阪予選
第104回全国高校サッカー選手権大阪予選

