飯塚 vs 希望が丘

 そんな飯塚の猛攻を、希望が丘は運動量と体を張る守備で跳ね返していく。12分には一瞬の隙を突いて下村晃太郎(3年)がシュートを放つ。だが飯塚の猛攻は揺るがない。そして迎えた38分。GK原夢希(3年)からのロングフィードを受けた塚本を起点に攻撃を展開。ペナルティエリア内で玉置が放ったシュートはGK上村歩睦(3年)が弾いたが、そのこぼれ球に古畑が右足を一閃。ゴールネットが大きく揺れた。

 だが、後半に入ると希望が丘が反撃に出る。ポイントになったのは希望が丘の左サイドでの攻防だった。前半は新垣の縦への推進力に押されていたが、ここを修正して主導権を奪回。川﨑晴斗(3年)が高い位置へボールを持ち出して攻撃の起点に。そして山口陽(3年)、谷口優生(2年)、中原龍弥(3年)がゴールを脅かす。

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▽第104回全国高校サッカー選手権福岡予選
第104回全国高校サッカー選手権福岡予選