「相手に合わせて変えるのではなく、自分たちのサッカーをしていこうと監督に言われたので、自分たちからアクションを起こした」(原)後半はG大阪陣内での時間が続く。後半3分には左CKのこぼれ球をDF44本橋璃玖(1年)がシュート。5分にも左を仕掛けた林がゴールを狙ったが、ともにG大阪のDFに阻まれた。

 見せ場を作りながらも1点が遠い展開となったが、21分には中央でタメを作った原から左の林にボールが渡ると大外をDF2佐藤理宇(3年)がオーバーラップ。中に入れたボールをFW9西川瑞希(3年)が決めて町田が先制に成功した。

 25分には原が中央を運んで右にパスを入れると受けたMF19安田龍都(2年)が切り返しで対面するDFをかわして左足シュート。この一撃が決まり、2-0で町田が勝利した。格上とも言える相手から奪った白星という意味だけでなく、試合内容も評価に値するものだった。「上を目指しながらチームとしてやるべきことを頑張りたい」と話すのは佐藤智で、準々決勝のヴィッセル神戸U-18でも町田らしいサッカーを披露し、白星を狙う。

(文・写真=森田将義)

▽第13回和倉ユースサッカー大会 2025
第13回和倉ユースサッカー大会 2025