東京都市大塩尻 vs上田西

 球際で後手を踏んだ上田西だが、すぐさま反撃に出る。19分にはMF眞下凛が前線にミドルパスを送り、末武優陽が追走。快速を生かしてDF伊東拓人の前に入ると、伊東がたまらず腕をかけて食い止め、DOGSO(決定的な得点機会の阻止)で一発退場となった。

 数的有利となった上田西だが、4-4-1で守備を固める都市大塩尻をなかなかこじ開けられない。前半は攻め急ぐような単調なロングボールも目立った。それでも後半はショートパスを交えながら、配置や人の変化も加えてじわじわと押し込んでいく。

 71分には187cmの長身FW宮下琉之を投入。3-4-2-1の頂点に据え、ロングボールで高さを生かす算段だ。すると2分後の73分、ロングボールから相手を押し込んでCKを得る。ショートコーナーからDF石川柊冴がクロスを送り、ニアでDF野澤波が左足でそらして同点とした。

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▽第104回全国高校サッカー選手権長野予選
第104回全国高校サッカー選手権長野予選