
上田西イレブン
試合は終盤に振り出しに戻り、1-1で延長戦へ。互いに延長後半の決定機を仕留められず、PK戦が濃厚となる中、上田西は100分にGKを交代する。1年生の山﨑大耀をベンチに下げ、3年生の湯田拓海に“PK要員”を託した。
そして、この采配がPK戦で的中する。先攻の都市大塩尻の1人目が失敗し、迎えた3人目。MF酒井律が左隅を狙うと、湯田がコースを読み切って弾き返す。上田西はその後に1人が失敗したものの、5人目までリードを保って4-3と勝利した。
県インターハイではまさかの2回戦敗退に終わった上田西だが、悔しさを糧に県選手権で初の連覇。令和6年度長野新人戦(新人選手権大会)との2冠も達成した。2年連続4回目の全国切符をつかみ、昨年度の全国8強、さらに2017年度の4強を超える偉業を目指す。
(文=田中紘夢 写真=SHINSHU SPORTS KINGDOM)
▽第104回全国高校サッカー選手権長野予選
第104回全国高校サッカー選手権長野予選



















