しかし帝京第五の粘りは見事だった。実はこの日の朝、植田監督は前日に創部1年目・1年生部員10名のみでウィンターカップ初出場の快挙を達成した男子バスケットボール部・小田島誠監督から「リバウンドを拾えれば勝てると思っていた」という勝因を聴き「リバウンド=セカンドボール」に置き換えて選手たちに教示。終わってみれば80分あまりこの金言を体現し続けたことが、昨年、松山北に延長戦で逃したファイナル進出につながった。
「3年間の集大成。チームの勝利のために頑張りたい」と準決勝後、意気込みを語ったのは先制ゴールのFW10菅原。晴れの決勝戦でも帝京第五は自らのスタイルを貫き、力強く栄冠を奪いに行く。
(文・写真=編集部)
▽第104回全国高校サッカー選手権愛媛予選
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