試合風景

東京朝鮮中高級学校vs工学院大附

東京朝鮮中高級学校が逆転勝利でブロック決勝へ進出!

  「平成28年度 東京都高等学校総合体育大会1次トーナメント」 2回戦第1試合、東京朝鮮中高級学校×工学院大附の一戦が、5月22日、駒沢補助競技場で行われ、東京朝鮮中高級学校が3-1で逆転勝利を収めた。

 東京朝鮮中高級学校は、U-17朝鮮代表にも選出されたことのある、FWリャン・ヒョンジュ選手を擁する注目校だ。

 試合は東京朝鮮中高級学校が主導権を握り、ゴールに幾度となく迫る。しかし、工学院大附ディフェンス陣の懸命なシュートブロックやディフェンスの前に、先制点が奪えない。

 守備からリズムを作り、チャンスを窺う工学院大附は前半32分、MF根岸龍がドリブルで相手ディフェンダーをかわすと、そのままゴールを決めた。工学院大附は待望の先制点を奪う。

 これで火が付いたのか、東京朝鮮中高級学校は前半34分、MFカン・ガンホンのゴールですぐさま同点に追いつく。続く前半37分、左サイドのコーナーキックから、DFクォン・ジュンソクのヘディングシュートが決まり、東京朝鮮中高級学校は前半の間で逆転に成功する。

 後半にも、東京朝鮮中高級学校はPKを獲得し、それをFWリャン・ヒョンジュが決め、リードを広げた。試合はそのまま進み、東京朝鮮中高級学校が3-1と逆転勝利を収める形となった。

 勝利した東京朝鮮中高級学校は、高校サッカーインターハイ東京予選1次トーナメント、ブロック決勝進出となり、5月29日、私立武蔵高等学校グラウンドにて保善と対戦する。

(文・写真 編集部)