市立浦和イレブン

 幸先よく先制した市立浦和はMF7千葉琉生(3年)が広い範囲でボールサイドに顔を出し攻撃を組み立てた。しかし、相手守備陣を崩せない展開が続くとここから流れは春日部に傾いていく。

 春日部は15分、DF3七野歩真(3年)が左から上げたアーリークロスがGKの手を弾きクロスバーを叩く。さらに23分にMF10小俣創史(3年)がドリブルでボックス内に切り込みチャンスを作ると、26分には自陣右サイドで相手スローンを奪いカウンター。FW9夏苅秀隆(2年)が単騎で縦に仕掛けCKを獲得すると、この右CKがゴール前で混戦となったところで最後はDF2山本大雅(3年)が押し込み同点に追い付いた。

 しかし振り出しに戻った直後の28分、今度は市立浦和が素早く攻撃を仕掛けると、山崎のスルーパスに抜け出した堀井がボックス右から右足で蹴り込み勝ち越しゴール。堀井が春日部に傾いた流れを断ち切り、市立浦和が1点リードで前半を終えた。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選