市立浦和 vs 春日部

 後半に入ると、市立浦和は45分に投入したFW29大前海斗(2年)が巧みなボールコントロールと鋭い動きで左サイドを活性化させる。対する春日部は54分に自陣FKからのロングボールでFW11大堀虎太郎(3年)が抜け出したが、シュートが枠に飛ばずチャンスを生かせない。

 その後は交代で入った選手たちが流れを呼び込んだ市立浦和がペースを握る。すると飲水タイム明けの66分、右から攻め込み中央でMF11辻元蒼大(3年)からパスを受けた山崎が巧みにマークをずらし右足でゴール左に流し込んだ。

 山崎のこの試合2点目となるゴールで春日部を突き放した市立浦和はここから疲れの見え始めた相手に次々と襲い掛かる。そして74分、スルーパスで大前が右サイドを抜け出すと、大前のGKがギリギリ届かない鋭いクロスにFW22橋本陸斗(3年)が頭で合わせネットを揺らした。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選