
細田学園 vs 西武文理
後半に入っても西武文理は戦い方を継続。中盤で網を張り、相手のボールを奪うとFW10永井涼晴(3年)を中心に攻撃を仕掛けた。一方の細田学園はFW11小野寺快斗(2年)のスピードを生かし、右サイドを中心に攻め込んだが、相手ゴールをこじ開けることができないまま試合は終盤へ。
すると75分、細田学園が遂に均衡を破る。最終ラインでボールを回しながら機を伺うと、DF5高久琉我(3年)が中央から低く速いボールを右サイド深くに蹴り込む。これに小野寺が快足を飛ばしゴールラインギリギリで追いつくと、マイナスのクロスがファーまで流れ、自陣方向に戻りながら収めたDF2辻葵仁(2年)が振り向きざまに左足を一閃。
「絶対に決めてやろうと強い気持ちで」と辻が放ったシュートがゴール右に吸い込まれ細田学園が勝ち越しに成功。ゴールを決めた辻は応援団のもとに一直線。「絶対に俺たちで試合を決めてやろう」と後半途中からピッチに入った背番号2が値千金の決勝ゴールを決め、駆け寄った仲間たちと喜びを爆発させた。
そのまま試合は終了。2-1で細田学園が競り勝ち、準々決勝進出を決めた。
▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選



















