「負けていない自信」というポジティブさではなく、むしろその逆。S1での対戦で得た教訓を今回の試合で生かした。それはセットプレーからの失点。

「前期でセットプレー、後期は最後の最後でセットプレーでやられました。ゼロにしたら、セットプレーでやられなかったら、行けるなという気持ちでした」と守護神。守る時間が長くなるのは織り込み済み。ただセットプレーが懸念材料。取材ノートを見返すと前後半セットプレーは失点シーンを含め6回。ロングスローを合わせれば、12回はあった。結果、OGでの失点だったが、なんとか防いだ。

「これからのチームなので、勝っていきながらできることを増やしたいです」と川上監督。次の昌平戦に向け、新しい1週間が始まる。    

(文・写真=佐藤亮太)

▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選