執拗な攻守と風、そして起こそうとするカオスに浜松開誠館はPKでの1失点はあったが、打たれたシュートの数は前半0本、後半4本とほぼ対処できたと言える。浜松開誠館はトーナメント1回戦の暁秀戦とあわせて9ゴール。攻撃ばかりに目が行くが、その担保となるのはやはり堅守にある。

 青嶋監督は「ここ草薙は夕方になると風が強くなるので(前半)風下から入れたのは大きく、風の強い中での試合は慣れています。(相手の)カオスにつきあってしまうと難しいゲームになります。奪ったボールを逆サイドに展開できれば、もう少し上手に試合運びができましたが、草薙でプレーする緊張感があったかもしれません。それでも堅守は練習をすれば身につきます。彼らが一生懸命、練習をしている証。そこには自信があります」と胸を張った。

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▽第104回全国高校サッカー選手権静岡予選
第104回全国高校サッカー選手権静岡予選