勢いに乗る磐田東は26分、MF18鈴木泰翔がバイタルの加藤に預けるとすかさずペナルティエリアに侵入。加藤はこの動きに合わせラストパスを送ると鈴木(泰)が冷静にゴール左隅に流し込み2点目。さらに29分、MF7遠藤有眞がペナルティーアーク付近から右足でゴール右隅に打ち抜き、3-0と突き放す。攻撃が連動し、サイドから中央への展開が見事にハマった前半。だが、科学技術も意地を見せる。35分、左サイド岡本のロングボールに反応したFW11北條喜利悠が磐田東DFのバックパスを奪い、GKをかわして右足で流し込み3-1。科学技術の粘り強い姿勢が試合の緊張感を保った。
後半も磐田東が主導権を握る。50分には加藤が中央突破から左足を振り抜くが惜しくも枠の外。61分、左CKのこぼれ球をDF4原崎晄がボレーで叩くと、ゴール前でFW21高田心羽がうまくコースを変えてネットを揺らし、勝負を決定づける4点目を奪った。終盤まで攻撃の手を緩めることなく、守備でも集中を切らさず試合を締めた磐田東が、堂々のベスト4入りを決めた。
▽第104回全国高校サッカー選手権静岡予選
第104回全国高校サッカー選手権静岡予選

