高田商 vs 山辺

 共に4-3-3のフォーメーションで臨むミラーゲームとなったが、チームの特徴でもあるポゼッションサッカーを展開しようとする高田商に対して、山辺は前線からハイプレスを仕掛ける戦術を選択。1トップに入るFW速水大空(3年)に加え、抜群のスピードが武器のMF高田蓮太郎(3年)と池端空斗(3年)が、最終ラインからボールを繋ごうとする高田商にプレッシャーをかけていく。

 山辺の圧力が身を結んだのは前半24分。右サイドからのFKが相手に当たりゴール前へと落ちる。これにいち早く反応して落下点に入ったのはMF上條晴天(3年)。頭で合わせて、ゴールを割った。追加点も山辺。前半35分、相手陣でボールを奪ったアンカーの伊賀涼哉(3年)が右サイドを持ちあがると、切り返して相手DFを振り切り左足を一閃。鋭いシュートはゴール右隅に突き刺さった。

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▽第104回全国高校サッカー選手権奈良予選
第104回全国高校サッカー選手権奈良予選