以降も危ない場面が続いたが、チーム全体で前向きな声を絶やさず失点を回避。試合後「後半もそこまで焦っていなかった。今年のチームは負ける気がしないというか、守備の選手たちにすごく信頼を置いている。神様が味方してくれているのかなとも思っていて、そこまで焦ることなく冷静にプレーできたかなと思います」と口にしたのは石山で、家邉のゴールを守り切った金沢学院大が1-0で勝利した。

　夏に課題となった守備を立て直し、無失点で大会を終えたのは金沢学院大附にとって大きな収穫。「チームが目標にしている3勝できる自信はあります。全国までの2ヶ月ぐらいしっかり準備していけば勝てる」と小野瀬は口にする。これまでインターハイを含め、3度の全国大会を経験しているが、まだ勝利を経験していない。大会までの2か月さらなるレベルアップを図り、チームの歴史を変えるつもりだ。

(文・写真＝森田将義）