迎えたPK戦では延長後半終了間際に投入された神戸弘陵のGK12宮森司(3年)が1本目のキックを阻止。AIE国際の奥原も3本目のキックを止めたが、確実にゴールネットを揺らした神戸弘陵が0-0(PK:3-1)で勝利した。

「タフなゲームをしたので、今日で上手くなったんじゃないですかね。子どもたちの自信にはなると思う」と谷監督が話す通り、競った試合を自らのものにできた価値は大きい。「決勝は難しい試合になると思うのですが、自分たちの売りである守備からまず試合に入って、前線のアイデアを出していきたい。一戦必勝で目の前の試合に集中することをみんなで意識したいです」。そう話す梅原を中心に決勝も一丸となって戦い、2年ぶり13回目の選手権出場を狙う。

     

(文・写真=森田将義)

▽第104回全国高校サッカー選手権兵庫予選
第104回全国高校サッカー選手権兵庫予選