早稲田実業FW10霜田優真が一矢報いるゴール

 一方、敗れた早実。第104回全国高校サッカー選手権東京予選4試合を無失点で勝ち上がっただけに大量4失点での初戦敗退に驚く。

 早実・森泉武信監督は「結論としては完敗だったと思います。もう少ししっかり凌いで、攻撃のチャンスをと考えていました。前半の失点が大きく響いてしまいました」と敗戦を受け入れれば、主将MF7野川一聡は「1失点目の取られ方は悪かったです。ゲームプランとしても前半はゼロで抑えてから予選同様に後半にFW19篠田を入れて、広いスペースを使おうとしました。1失点に加え、後半の序盤セットプレーで入れられたのは試合が崩れた要因のひとつでした」と肩を落とした。

 そのなか、一矢報いたFW10霜田は「決めきるチャンスがあったなかで失点してしまい、流れを相手に持っていかれました。チャンスのないなか負けたわけではないので、余計に悔しいです。最後、執念で決めきれたところはひとつの成果として嬉しいです」と語った。

(文=佐藤亮太 写真=矢島公彦)

▽第104回全国高校サッカー選手権
第104回全国高校サッカー選手権