一方、敗れた高松商は悔しい初戦敗退となった。大差がついた状況下だったとはいえ、戦えていた時間帯もあっただけに開始直後の連続失点が悔やまれる。川原監督も「あれで相手に余裕を与えてしまった。2失点までなら自分たちのペースにもなると考えていたが、（オフサイドぎりぎりで抜け出された）2失点目のジャッジへの気持ちや、立て続けに3失点目をやられたところで難しいゲームんきなってしまいました」と話している。そうした反省と、後半に盛り返した場面の好感触を、次の世代へつないでききたい。「このチームは1年生が非常に多い。本当は競った試合で彼らをプレーさせたかったが（大差の試合展開で）乏しいものはあった。ただ、来年、再来年につなげていきたい」と先を見据えた。
(文・写真＝雨堤俊祐)
第104回全国高校サッカー選手権
