
山形明正 vs 大分鶴崎
終わってみれば3-1と、大分鶴崎に軍配が上がった。26年ぶりの勝利の要因について個性豊かな攻撃陣の存在が見逃せない。首藤謙二監督が、さらに強調したのは「経験値」だった。
「前回大会を経験している選手がいるので、試合の入りの部分で、落ち着いて、いい入りができたと感じます。自分たちがやろうとしているサッカーを、しぶとくやり続けることができました」
そして、もうひとつが目標設定に関する考え方だった。
大会前にメンタル面の専門家に話をしてもらったそうだが、「ベスト16とか、ベスト8とか、あまり先の目標を設定するのではなく、まず1勝。勝ったら、次の1勝と、目の前の勝利を目指して、それを積み重ねていくことの大切さをチーム全体で共有しました」と、首藤監督は語っている。
第104回全国高校サッカー選手権

