ハットトリック達成の神村学園FW13日髙元

 ただ、そうした守備すらも神村学園は苦にしなかった。「今年のチームは内からでも外からでも点が取れるのが強み。誰でもフィニッシュできるとリーグ戦を通して感じているので、どう引かれようと自分たちのやるサッカーは変わらない。自分たちにベクトルを向けて、質を上げていたら点は決められる」。そう口にするのは主将のDF5中野陽斗(3年)で、MF6堀ノ口瑛太(3年)を中心に落ち着いてボールを動かし、序盤から多彩な攻撃を披露する。

 前半7分には左CKを獲得。中に上がったクロスをファーのDF5中野陽斗(3年)が折り返し、DF3今村太樹(3年)がヘディングでゴールを狙ったがGKの正面。8分にもMF14福島和毅(3年)がミドルシュートを放ったが、枠を捉えることができない。

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▽第104回全国高校サッカー選手権
第104回全国高校サッカー選手権