
奈良育英 スターティングメンバー
より勝利に近づくために、1点のリードを守りつつ、追加点を奪う――。後半に向けての大分鶴崎のねらいはハッキリしていたが、ひたむきな奈良育英のサッカーに苦しみ、耐える時間が長かった。テンポよくボールを動かし、決定機を創出するという「自分たちのスタイル」は影を潜め、単発のカウンター攻撃に終始した。
「相手の走力がやはりすごかったですし、(ディフェンスラインの背後をつくような)ロングボールが多くなるのはわかっていたので、まずはそこで走り負けないことが肝心でした。本来ならボールをもっとつなぎたかったですけど、途中で奪われたくないといった気持ちが強くなったのか、こちらも長いボールが多くなりました」(首藤監督)
第104回全国高校サッカー選手権

