佐賀東の蒲原晶昭監督がこう口にすれば、「2点のアドバンテージは確かに大きかったけれど、3点目を取れるかどうか。そこが重要でした」と、富山第一の加納監督も振り返る。
次の1点を、どちらが決めるか。いわば表と裏の関係ではあるが、両監督による試合の焦点、つまり勝負どころは一致していたわけだ。
こうして迎えた72分、決定的な3点目を富山第一が奪う。右サイドの大きなスペースに走り込んだDF5鈴木來夢(3年)がスルーパスを受け、相手GKと1対1となり、落ち着いてゲット。ジワリジワリと距離を詰めてくるGKの股下を通す、意外性あるシュートだった。
1月2日、3回戦の相手は“プレミア勢”の大津(熊本)に決まった。「まずは目標であるベスト8を目指して、いい準備をしたい」と、難敵を前に加納監督は虎視眈々だ。
(文・写真=小室功)
第104回全国高校サッカー選手権

