この日の活躍によって今大会の得点数を6まで伸ばした倉中は得点ランキングのトップに立った。今大会は頼もしいプレーを続ける倉中だが、インターハイでの得点は1点のみ。「インターハイは自分がゴールを決めてやるという気持ちが弱かった。選手権は自分が決めてやろうという気持ちをずっと持っていたのが、決め切れた要因」。
インターハイの前後にいわきFCと水戸ホーリーホックの練習参加した経験も大きく、「いろんな選手から学ぶことができたし、いわきFCではコーチからシュートのタッチの仕方を学べた」と続ける。
「すごく優しい子」と有村監督が評する性格はFWとして確かな素質を持ちながらブレークしきれない原因となっていたが、「選手権前に気持ちの部分を変えないと駄目だぞと有村監督に言われていた。選手権前にしっかり気持ちを入れて、自分は誰にも負けないと思い込んでプレーしています」と口にする今は見違えるプレーを続ける。DFの競り合いに負けなくなったし、そう簡単にも倒れない。「大迫勇也を超えるために自主練でたくさんシュートを打ってきました」と話す男の活躍が続けば、インターハイに続く日本一もぐっと近づいてくる。
(文・写真=森田将義)
第104回全国高校サッカー選手権

