立教池袋 vs 京華商

 42分、立教池袋は猪飼のクロスのこぼれをMF6三沢開が叩くが枠上。46分には三矢が縦パスに抜け出し、独走から右足で放ったシュートがポストに弾かれる。後半も決定機をなかなかものにできない立教池袋に対し、ワンチャンスを逃さなかったのが京華商だった。48分、右サイドの攻撃からMF7田村大翔が迷わず左足を振り抜いて先制点を奪う。「迷ったけど、打って良かった。絶対決めてやる気持ちだった」と振り返った一撃は、守備中心の展開だった彼らに流れを呼び込む貴重なゴールとなった。

 しかし立教池袋も簡単には崩れない。59分、猪飼がペナルティーエリア内のこぼれ球にいち早く反応し、冷静に右足で流し込み試合を振り出しに戻した。その後も三沢のミドルシュートなど立教池袋が攻勢を続けるも、70分、京華商がパスカットから大石が持ち込みシュート。GKが弾いたボールに「こぼれが来ると思っていた」という小野寺が全力で詰め、勝ち越し点を押し込んだ。「最後は気持ちで押し込んだ」と語った通り、気迫のこもったプレーだった。

【次のページ】 3回戦 立教池袋 vs 京華商(3)

▽令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)