準々決勝進出を決めた京華商は、前半から守備の時間が長い中でも声を切らさず、ハーフタイムには「後半10分は前から行こう」と確認し合い、それが48分と70分の2得点につながった。攻撃の形が多くつくれたわけではない。それでも、守備からの切り替え、こぼれ球への反応、最後まで諦めない気迫が彼らの武器になった。一方、敗れた立教池袋は試合内容で相手を上回ったものの、最後の局面で精度と冷静さを欠き、無念の3回戦敗退となった。

(文・写真=西山和広)

▽令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和7年度東京新人戦(新人選手権大会)