平塚中等教育 vs 高浜・大井・平塚農商・城北工・茅ヶ崎西浜・寒川

 試合が動いたのは17分。平塚中等教育が右サイドからMF17関口裕斗が浮き球の縦パスを供給すると、背後に抜け出したFW21小原ふみおが右足で冷静に流し込む。「トレーニングで積み重ねてきた“ボランチを経由して背後を突く”形」(新城裕規監督)を体現する先制点だった。さらに30分、右サイドのクロスをMF6山本英三知が折り返し、ゴール前の混戦から、この日誕生日のFW23竹田幸太郎が押し込み追加点。33分には中央でフリーとなった合田がグラウンダーのミドルを突き刺し、前半のうちにリードを3点へと広げた。

 一方、0-3で折り返した合同も、後半立ち上がりからプレッシャーを強める。40分、左サイドのDF14野澤虎鉄がカットインから力強いミドルを放つと、ピッチには「ここチャンスだよ」と声が飛ぶ。48分には松本が独走し前半に続きゴールへ迫る場面もあった。キャプテンのDF27関野秀哉が試合後に「後半は入りが悪く押し込まれた時間帯があった」と振り返ったように、平塚中等教育は入りで後手を踏んだ。

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▽令和7年度神奈川新人戦(新人選手権大会)
令和7年度神奈川新人戦(新人選手権大会)