第一学院はいい流れで試合に入ったが、この2失点が痛かった。前半32分、左SB橋本拓実(2年)が正面やや左のFKを直接狙ったが、GK橋本友翔(3年)の正面。パスミスもあったが相手の鋭い出足に競り負ける場面が多く、前半のシュートはこの1本だけだった。

 日大藤沢は後半32分、左MF山岡稜(2年)が中村との壁パスから3点目を蹴り込み、1点返されていた43分には交代出場のFW北野太聖(2年)が、有川のパスから決定的なゴールを奪って勝負を決めた。

 第一学院は前半から、橋本の弾道のようなロングスローでチャンスをつくっていた。後半35分、その橋本が投じた右ロングスローを右2列目の安田怜央(3年)が受け、双子の安田莉央(3年)にパス。少し運んでから莉央が左足でゴール右に蹴り込んだ。だが前半と同じく、後半も決定的なチャンスはあまりなく、1点を奪うのがやっとだった。

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▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2025プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)
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