常磐は新人大会を皮切りに関東高校大会、全国高校総体、全国高校選手権の各予選とも準々決勝ですべて桐生第一に敗れた。1部リーグは2位に終わったが、最多の49点をマークするなど県内トップクラスの攻撃力を有する。

 4-2-3-1の陣形を敷き、東京成徳大深谷と同じように長いキックで敵陣に進出し、フィジカルの強さを前面に押し出した戦い方だった。1トップの大島都亜(3年)は、鋭い飛び出しとキープ力の高さに加え、空中戦の強さでも非凡な才能を随所に発揮した。

 ともにロングスローの担い手を擁し、東京成徳大深谷が左SB山谷康太朗で、常磐は左MF新井珀斗(ともに3年)が投じた。シュート数は東京成徳大深谷が5本で常磐が4本というように、両チームとも90分を通じての決定機は少なかった。

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▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2025プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)
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