そんな中、東京成徳大深谷は前半16分、アンカー朝烏真大(3年)のロングパスを受けた山谷が左を深くえぐってシュートしたが、DFのブロックに遭い、川上が18分に放った強烈な一打はGK佐藤寛太(3年)に防御される。29分に山谷の蹴った右CKを頓宮がファーサイドから折り返し、CB横山大平(3年)が右足を振り抜いた決定打もDFに弾かれ、3度の先制機を逃した。

 常磐は前半24分に左CKを獲得。ボランチ大島基誠(3年)が送った絶好球を左SB田ノ岡拓真(3年)が、ヘッドで完ぺきに捕らえたものの、わずかにバーの上を通過した。31分には右ロングスローを投げた新井がパスを預かると、左ポストの脇に外れる惜しいミドルシュート。前半のチャンスはこの2本だけだった。

 東京成徳大深谷は前半35分にこの試合で唯一のゴールを挙げる。山谷の右ロングスローを頓宮がニアサイドからヘッドでゴール前に折り返すと、これに素早く反応した右SB菅井陽斗(3年)がヘディングシュート。GK佐藤が手で弾いたボールがバーに当たってゴールインした。

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▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2025プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)
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