
奈良クラブユース vs 関大北陽(写真=森田将義)
「前半は自分たちのスカウティング通り相手が繋いできた中、繋がれても怖くないと思えていたし、相手に怖さを出させなかった。自分たちとしては“繋がせている”という前向きな感覚でした」。そう振り返るのはDF3菅心生(3年)で、持ち味であるショートカウンターを繰り出すために前からボールを奪いにいきながらも、かわされる危険性があるため食い付きすぎないよう守備を徹底し、チャンスを伺った。
相手のビルドアップを引っ掛ける場面も多く、奪ったら素早く突破力に秀でたMF7宮垣健人(3年)とMF11安井郁杜(3年)の両翼に展開。17分にはサイドチェンジから左を仕掛けた宮垣がゴール前にパスを入れたが、中の選手とは合わない。21分にも再び左から見せ場を演出。宮垣がゴール前に入れたクロスを古谷がヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。
「1年間、自分たちの強みとしてやってきた」(宮垣)というクロスからの得点で勢いに乗った関大北陽は以降もショートカウンターからチャンスを作り、35分には左CKを獲得。キッカーの宮垣がショートで繋いだボールの折り返しから、直接ゴールを決めてリードを2点差に広げた。
▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2025プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)
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