
奈良クラブユース vs 関大北陽(写真=森田将義)
対する奈良も前半半ばからバイタルエリアまでボールを運ぶ回数が増えたが、関大北陽は自陣に持ち込まれた際の対応も万全だった。菅はこう明かす。「10番(浜名元希)と9番(関口智也)はスカウティングでもキープレイヤーだった。9番はサイズがあっておさまるので、とにかく前を向かせない。10番に仕掛けられた時はカバーを意識し、1対1で仕掛けさせないことを意識した」。キーマンへの対策が上手く行き、肝を冷やした場面は右サイドでボールを持った関口に、ゴール前へと強引に侵入された場面ぐらい。関大北陽にとっては満足のいく試合展開だった。
後半も奈良にボールを持たせながらも、関大北陽が一発を狙う構図が続く。後半10分には自陣左で与えたCKのクリアボールを拾った安井がドリブルで独走し、GKとの1対1まで持ち込んだが、シュートはGK1藤岡宏彰(3年)がブロック。11分には菅の右クロスからFW16加藤豪琉(1年)がヘディングシュートを放ったが、再び藤岡に阻まれた。
▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2025プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)
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