35分にはピンチを凌いだ仙台ユースにチャンスが訪れ、ゴール前を仕掛けた古屋が倒され、PKを獲得。「PKはリーグ戦でも5、6本蹴っているので、外す気はなかった」と自ら冷静に決めて仙台ユースが1-0で勝利した。

　この日の勝利によって仙台ユースはまた一歩、悲願のプレミアリーグ初昇格に近付いた。「次が今年の最後。ここで勝つとBチームがプリンスの昇格戦に出ることができる。仙台に残っている選手また戦える場を作ろう、みんなでバトンを渡していこうと言って今回は来ているので達成したい。次はお前らだと言って帰りたいですね」。そう口にするのは加藤監督で、中3のMF47小澤春太を含めた48人全員で歓喜に湧くためにも、次の愛媛U-18でも勝利のみを目指す。

(文・写真＝森田将義)