「今年一年は失点しないことを第一に置いてきた。日頃の取り組み方が今日の試合に繋がった。阪南大高はFWを中心に攻めてきて、セカンドボールを前向きで拾ってそこから攻めてくるとある程度予想していた」と振り返るのは永井だ。

 苦しい展開を強いられた仙台ユースだったが、加藤望監督が「守備もマイボールにした後ですぐ攻撃に移れるような守備のポジショニングを取っている」と話す通り、守備に追われるだけでなく、守りながらも常に攻撃の準備をしているのが磨いてきたチームスタイル。19分にはクリアボールをハーフウェーライン右でおさめた古屋が左に展開。DF21石山葉琉(2年)のタメから、MF7浅尾涼太朗(3年)が左を抜け出し、ゴール前にパスを入れたが、シュートは打てない。

 33分にはDF2古川柊斗(3年)のパスを受けたFW11ピドゥ大樹(3年)がPA右へと侵入し、ゴール前にボールを入れたが阪南大高のDFがストップ。38分にはMF10稲木康太(3年)がヘディングでDF裏にボールを入れると、浅尾がGKと1対1に持ち込んだが、と点には至らない。

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