ジュビロ磐田U-18イレブン

　絶対に負けられない--。気持ちの入ったプレーで大宮U18を圧倒した磐田U-18が３シーズンぶりとなるU-18高円宮杯プレミアリーグ復帰を決めた。

　12日に行われた高円宮杯U-18サッカーリーグ2025プレミアリーグプレーオフ（参入戦）1回戦では札幌大谷に後半15分まで1-3とリードを許す苦しい展開だったが、残り5分の時点で同点に追い付き、最後は後半アディショナルタイムに逆転。エースのMF石塚蓮歩がこの日2点目となるゴールを決め、劇的な形で昇格決定戦となる2回戦に駒を進めてきた。勢いに乗った状況で迎えた大宮との大一番は初戦とは打って変わり、立ち上がりから安定した戦いぶりを見せる。

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　序盤は相手にボールを支配され、最終ラインの背後を取られるシーンが目立ったものの、キャプテンのCB甲斐佑蒼(3年)を中心に粘り強く対応。身体を張ったディフェンスで得点を許さなかった。守備でリズムを掴むと、14分にMF河合航希(3年)がファーストチャンスを生かす。右サイドからのクロスに合わせ、鮮やかにネットを揺らした。先制点を奪うと、一気に流れは磐田へ。MF小枝朔太郎(1年)らが中盤で強度の高い守りを見せると、ボールを奪った後は素早く攻撃に移行して相手陣内に進入。24分に石塚が決め、試合をさらに優位に進めた。