そのDF16松本には、ある役割がある。それは山口監督が目指そうとするサッカーの伝え手、伝道師の役割だ。

「(湘南のときとU-18日本代表とでは)求められていることや、やることは大きく変わっていません。監督からは『変わらずやれよ』と言われました。自分が一番知っていることもあり、声を出す、まわりを動かすことを求められています」と自らも認めている。

　その山口監督を「選手に答えを与えるのではなく、考えさせる監督」と評したDF16松本。今回の招集が飛躍のキッカケとなるか。

(文・写真＝佐藤亮太)