MF前川玲望(8番、2年)の先制ゴールに喜ぶ明桜の選手たち

 後半は聖光学院が前からのプレスを強め、DFラインのパスミスを奪ってショートカウンターを仕掛けようと試み、成功しかけた時もあったが、3バックに入ったMF高野蒼空(2年)、DF袴田優羽地(2年)、DF石垣倖成(2年)、そしてGK醍醐優太朗(2年)は落ち着いてビルドアップを続け、ビルドアップミスからのショートカウンターでの失点を許さなかった。明桜は疲労もあって青森山田戦、尚志戦の時のような攻撃の鋭さや精度は欠いたが、最後まで果敢にゴールを目指してチャレンジを続けた。聖光学院の反撃も及ばず試合終了となり、1-0で明桜が勝利。明桜は初優勝であるともに、今大会秋田県勢としても初優勝となった。

 明桜は強豪青森山田、尚志に勝利し、決勝も完勝で、文句なしの優勝と言える。先制ゴールが決勝点なった前川は「僕たちは組み合わせが決まった時から、勝てば(青森)山田や尚志ととやれるというのを分かっていたので、その中で自分たちがこういう良い機会からどう収穫を得れるかというのを考えてやってきた中で、チームの選手間とか監督とかと本音でぶつかり合うことを、ずっとみんなで意識してやっていたので、1つ1つの試合も選手間でしっかりとコミュニケーション取ること、本音でぶつかり合って、しっかり共有して、そういうところがみんなで団結して、チームの総合力というのを出せたと思います」とチーム全員でしっかりコミュニケーションを取り合えたことが今大会での収穫だったと語る。キャプテンDF新谷奏太(2年)が今大会欠場となり、代わりにキャプテンマークを巻いた大串は「最初は責任を重く感じたんですけど、みんなが助けてくれたり、コーチや親も助けてくれました」と多くの人の力を借りて、ゲームキャプテンを全うした。全員がまとまって一つになって戦い、戦術的にも洗練されたサッカーを繰り広げた結果、非常に大きなインパクトを見せた大会となった。

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▽第25回東北高等学校新人サッカー選手権大会
第25回東北高等学校新人サッカー選手権大会