1日、プレシーズンマッチ「Chantasia Match2015」が行われ、横浜FCと日本高校選抜が対戦。降りしきる雨のもと、ニッパツ三ツ沢球技場でキックオフを迎えた一戦はカテゴリーの違いを感じさせない拮抗した試合となった。

 今月末にドイツで開催予定の第53回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会に向け強化が進む日本高校サッカー選抜。U-18Jリーグ選抜に2対1の勝利を収めた前日の試合からMF鈴木徳真(前橋育英)、MF前川優太(星稜)らが引き続きスタメンに並ぶ一方で、GK志村滉(ジュビロ磐田入団)ら4人を変更。4-4-2の布陣を敷いてプロ相手に勝利を目指した。

 対して控え組中心で挑んだ横浜FC。成立学園から新加入の注目ルーキーMF上田悠起はベンチスタートとなった。

 試合は、序盤から一進一退の攻防。日本高校選抜もプロ相手に好プレーを随所で見せつけレベルの高さを十分に発揮。「NEXT GENERATION MATCH」で先制ゴールをマークしたMF渡邊凌磨(前橋育英)、地元神奈川でのプレーに意気込むMF田場ディエゴ(日大藤沢)らを中心にアグレッシブな攻撃を披露し横浜FCゴールに迫ると、守備面でも2戦連続スタメンのDF野田裕喜(大津)、DF小川明(履正社)を中心に堅いブロックを形成した。

 そんな中試合が動いたのは28分、やや押され気味だった横浜FCが見せつけたプロの意地。DF楠元秀真がセットプレーから先制ゴールをマークし、横浜FCが1点のリードを得て前半を折り返す。

【次のページ】  横浜FC vs 日本高校サッカー選抜(2)